和蝋燭(わろうそく)の本当の原材料 日本自然派 櫨蝋(はぜろう)復活活動
「和蝋燭職人からのおすそ分け」櫨蝋入りハンドクリーム
ハゼの実を採る方(千切り子さん)も高年齢化し、後継者不足の為、山を管理する方も居なくなり、本当に貴重な物となって来ております。
毎年天然のハゼが採れる量がとても少ない為、和蝋燭を造る中からほんの少しおすそ分け!!!
量が限られているので、数量限定になっております。。
和蝋燭職人(わろうそくしょくにん)の櫨蝋(はぜろう)に触れる左手と触れない右手の手の甲のしわ・シミの量が違い過ぎることから、多くの方のご要望にお応えして普段ご使用いただけるように櫨蝋入りのハンドクリームにしてみました。(溶剤やくすりなどを使用しないで蒸して搾る自然な玉締め搾り製法で取り出した日本産天然櫨蝋入り)
昔ながらの櫨蝋(はぜろう)は、今も尚、お相撲さんの鬢付け油や芸子さん舞妓さん歌舞伎役者さんのお化粧の下地としても今も尚、使用されております。
当店店主 和蝋燭職人(52歳)の手です
数量限定販売
櫨蝋(ハゼろう)入りハンドクリーム
30グラム入り
-櫨蝋ハンドクリームの特徴-
・天然素材で体に優しい
・とても薄くまんべんなく伸びることで、むらなく塗ることが出来る
・体に塗ると保湿効果がある
使用方法
少しの量で、目いっぱい伸ばしてお塗り下さい。
良いところ
少しの量で薄く伸びるので1回の使用量が少なくて済みます。
塗った後べた付きが少ないので、紙や布に触れることが出来る
薄く伸びるので、ハンドクリームを塗った上から日焼け止めを塗るとかさつかない
悪いところ
使用続けないと効果が分かり難い
注意
自然の物を使用している為に100%の方に合うとは限りませんので、少しでも不都合が有れば直ちに使用を中止して下さい。
「京都“悠久の灯(あかり)”プロジェクト」~先人たちのあかりを京都からみらいへ~
とは、京都の社寺などで使われる和蝋燭の地産地消を目指す京都市と民間業者によるプロジェクトです。
市内の伝統工芸職人らが2015年8月に会社を立ち上げ、「伝統工芸を維持するとともに、京北の活性化にもつなげたい」という意気込みの下、和蝋燭の原料である櫨(はぜ)の栽培を始めました。では、なぜ、そうしたプロジェクトを発足したのか。それは・・・
和蝋燭が、危機的な原料不足に陥っているからなのです…。
西洋ローソクと違い、湯煙が少なく、大きく美しい炎が特徴の和蝋燭は、「ぶどうハゼ」を原料としています。実は、ぶどうハゼの生産農家が、現在和歌山県に一戸を残すのみとなってしまったのです。
これでは安定供給できないため、京都市内で栽培する流れとなりました。
櫨(はぜ)自体が実を付けるまで3~4年かかることと、シカなどの食害などもあることから、当面は他県から実を調達しながら、和歌山県の農家に指導を仰ぐことにはなりますが、いずれは地産地消できるようにするのが目的です。
<櫨の実(はぜのみ)とは>
なぜ、櫨の実が和蝋燭の原料として最適なのか?それは、櫨の実から作られた蝋燭は、湯煙が少なく、天然素材のため、人体にも優しいためです。また、風に強いという特性を持ちながら、風がなくても炎が揺らぐ様が神秘的で趣深いという理由から、和蝋燭の原料として重宝されてきました。
この櫨ですが、実は西日本各地の山地に自生しています。しかし、和蝋燭の原料に使える櫨は、こうした自生している山櫨(やまはぜ)ではなく、琉球櫨(りゅうきゅうはぜ)または唐櫨(とうはぜ)と呼ばれる中国から伝来してきた櫨から派生する櫨の実になります。沖縄県に伝わり、鹿児島県を経て、熊本県で本格的に栽培され始めた琉球櫨は、その後西日本各地に広がっていきました。
江戸時代から明治時代にかけて、長年親しまれてきた櫨蝋ですが、現在では生産する農家も激減し、存続の危機となっております。
「京都“悠久の灯(あかり)”プロジェクト」~先人たちのあかりを京都からみらいへ~では、こうした櫨の栽培そして復活を通して、京北の地場産業にしていきたいと考えております。京北産の原料で、「京都ならでは」「日本ならでは」の伝統工芸品を生み出していけるように、伝統を守り続けてまいります。